身の回りの不要なものを処分してスッキリとさせる断捨離。
そんな断捨離がお金持ちになることと関係があると聞くと、驚くでしょうか?
実はお金持ちほど、家の中やクローゼット、机のまわりまで無駄なものがなくスッキリしているものです。
今回は、断捨離とお金の不思議な関係についてお話をしたいと思います。
断捨離とは?
断捨離は、以下のように定義されています。
不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想のこと(引用元:ウィキペディア)
断捨離は、ヨガの行法である断行・捨行・離行の頭文字を取ったもので、それぞれ次のような意味を持ちます。
- 断:要らないモノを断つ
- 捨:要らないモノを捨てる
- 離:モノへの執着から離れる
断捨離を行なうことにより、モノへの執着心をなくし、身軽で快適な生活を手に入れようとする思想です。
では、不要なモノを捨てる思想である「断捨離」と、お金が入ってくることにどのような関係があるというのでしょうか?
断捨離でお金が入ってくる秘密
身の回りの不要なモノを処分したり、モノへの執着を捨てることで、以下の効果が期待できます。
- 浪費を抑えることができる
- 「損切り」の感覚が身に付く
これらについて詳しく説明していきます。
断捨離で浪費を抑えることができる
人生における出費には、「消費」「浪費」「投資」の3つがあります。
「消費」とは、生きていく上で必要なモノを買う行為です。食品や電気などが代表例です。
「浪費」とは、必要なモノではなく、かつ購入した瞬間に価値が下がるモノです。例えばダイヤモンドは、売値が100万円でも、価格には人件費や販管費などが含まれているので、実際の価値は20万円ほどです。
最後に「投資」とは、将来価値が上がると予想されるものに対してお金を支払うことです。株や債券、不動産などが代表的です。
お金が入ってくる人の特徴は、基本的に「浪費」を嫌います。
基本的に彼らが比重を置いているのは「投資」で、将来価値が上がるものにしかお金を使いたくないと考えています。
なので、購入した瞬間に価値の下がってしまう「浪費」など、興味がありません。
反対にお金が入ってこない人の特徴はどうでしょう?
住まいは不要なモノで溢れかえっています。不必要で価値のないモノばかりにお金を使うため、いつまでたってもお金が入ってくることはありません。
お金が入ってくるようにするためには、まず「浪費」を抑えること。そして、お金に換えられるモノは徹底的に換金し、断捨離を進めることです。
そうすることで、将来価値の上がる可能性のある「投資」をするためのお金やスペースが生まれます。それらはやがて、多くのお金を産んでくれます。
断捨離は、浪費を抑えてくれるだけではなく、お金が入ってくるスペースを作る方法でもあります。
断捨離は「損切り」の感覚を身に付けてくれる
株などの投資の世界では「損切り」というものが非常に重要視されます。
「損切り」とは、主に株主が損失を抱えた状態で金融資産を売却し、損を確定させる行為です。別名「ロスカット」とも言います。
なぜわざわざ損を承知で売却するのか?とお思いでしょうが、投資の世界では「小さな損失で済ませる」という考え方が非常に重要なんですね。
たとえばある株の価格が下がって、20万円の損失になったとします。
ここで多くの株主は「20万円を取り戻すまで待とう」と考えるのですが、願いとは裏腹にさらに株価は下がり続け、一気に100万円の損失にまで膨らむ可能性があります。
損切りは「損失を最小限に食い止める」ことを目的としており、損切りができるかできないかが投資家の運命を左右するとまで言われます。
断捨離は、まさに実生活における「損切り」です。
お金が入ってくる人は、身の回りにあるモノの中で「これ以上所有しても価値が下がるだけのモノ」を見極め、すぐに処分します(=断捨離)。
不要なモノを換金し、そのお金で価値が上がりそうなものにお金を費やします(=投資)。
一方、いつまでたってもお金が入ってこない人は、いつまでも不要なモノを処分せずに取っておきます。
「いつか使うかもしれないから。」「もったいないから。」常にこのような言い訳をして、部屋がゴチャゴチャしたままの状態です。
しかし、ほとんどのモノは購入から時間が経過すればするほど、比例して価値は減少していきます。
お金が入ってくるようにするためには、断捨離することで価値がそれ以上下がらないうちに「損切り」をしてしまうことです。
そうして断捨離を行なっていくうちに、投資に必要な「損切り」の感覚を身につけることができ、いざ投資の世界に飛び込んだときにきっと役に立つと思います。
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