
iDeCo(個人型確定拠出年金)は個人事業主などのフリーランスにとって「ものすごく節税効果のある年金制度」です。
しんまま(@shin_mama19)です。 フリーランスとしてブログ書いてます。
僕も先日、楽天証券にてiDeCoの加入手続きを済ませました。
なぜiDeCoに加入したかというと、圧倒的な節税効果とメリットがあったから。ただそれだけです。
「入らない理由がない」というのが、一番の決め手です。
▶この記事でわかること
- iDeCoの税制優遇やメリット
- フリーランスがiDeCoに加入する条件
- ○○するとさらに節税効果アップ
では行きましょう。
iDeCoとは?をおさらい
iDeCoとは正式名称を「個人型確定拠出年金」と言います。
簡単に説明すると、「自分で積み立てる、老後のための年金」のことです。
毎月決まった金額(確定拠出)を定期的に積み立てたり、または投資信託として運用することにより、老後の生活資金を作る「国の制度」です。
国の制度なので、税制上めっちゃ優遇されます(←ここ、超ポイント)。
先日、こんなツイートをしました。
やっぱりiDeCo(確定拠出年金)は、フリーランスこそ加入すべき。
— しんまま@ブログ2年生 (@shin_mama19) February 15, 2020
年間81万6,000円まで掛金を払うことができて、掛金は全額控除。所得税や住民税が安くなる。
さらに運用益も非課税。
最強の節税ツール。
20歳から60歳未満の人なら誰でも加入することができますよ。
iDeCoがフリーランスにもたらすメリット
これが今日の本題。iDeCoの節税効果やその他のメリットについてのお話をします。
掛金が全額控除
フリーランス(第1号被保険者)の場合、月額6万8,000円(年間81万6,000円)までiDeCoに掛け金を払うことができます。
掛金は全額、課税所得から控除されます。
課税所得とは、収入から経費や保険の控除などを差し引いた「課税の対象となる所得」のことですが、フリーランスの場合ここからMAX81万6,000円を差し引くことができるということ。
課税所得が下がることにより、所得税と翌年の住民税が安くなります。
運用益が非課税
iDeCoでは掛金を投資信託で運用することができます。
投資信託の場合、運用中に出た利益に対しては約20%の税金がかかります。
しかしiDeCoで運用して発生した利益については、全額非課税です。
投信手数料が安い
iDeCoでラインナップされている投資信託の手数料は、通常の手数料よりもかなり割安です。
投資信託で資産運用をする場合、通常「購入手数料」や「運用管理費(信託報酬)」などの手数料がかかります。「運用」という観点からするとこれらは間違いなく「マイナス要因」です。
しかし、iDeCoで投資信託を運用する場合はドドン!
- 「購入手数料」がゼロ
- 「運用管理費」が安い
もはや加入しない理由が見当たりませんね。
ちなみに投信リスクが気になる方は、元本が減らない「定期預金タイプ」もありますのでご安心を。
「自分への退職金」が作れる
フリーランスの方がiDeCoに加入する最大のメリットは、「自分への退職金」を用意できることです。
個人事業主をはじめとしたフリーランスの場合、老後の生活を支えるのは「国民年金だけ」です(もちろん働いていれば収入はありますが)。サラリーマンとは違い、厚生年金も退職金もありません。
ちなみにフリーランスの人が、20歳から60歳まで欠けることなく国民年金保険料を払い続けた場合の「年間でもらえる年金額」は、いくらかご存知ですか?
約78万円です。(2020年現在)
月に6万円ですよ。とてもじゃないですけど、老後に「悠々自適な生活」は無理ですよね。ていうか生活無理でしょ。
フリーランスの場合、定年がないので一生働き続けることはできますが、何らかの理由で働けなくなる可能性も十分に考えられます。
フリーランスにとって、「自分への退職金」をiDeCoで運用することが、老後に安心できる生活費づくりのために大切だということがわかります。
フリーランスがiDeCoに加入する条件
加入の条件は人によって様々です。フリーランス(第1号被保険者)の場合、iDeCoへの加入条件は下記の内容になります。
- 20歳から60歳未満の方
- 国民年金に加入している方
フリーランスの方の場合、20歳以上60歳未満の方であれば、誰でもiDeCoで積み立てを始められます。
だだし、一個だけ条件があります。
国民年金を払っていない人はiDeCoに加入できません。
要するに、国の言い分はこうです。

iDeCoに払う金あるんやったら、年金払えよ。
正当なご意見です。
ちなみに、iDeCoは毎月5,000円から掛け金を払うことができて、フリーランスの掛金上限は月額6万8,000円です。
iDeCoにデメリットはないの?
iDeCoは税制上とても優遇されていて、かつメリットも多いので、良い所ばかりが目につきます。
唯一デメリットと言えば、「60歳になるまで一切(お金を)引き出せない」ということくらいでしょうか。
例えばフリーランスの場合、会社の資金がショートしそうな場合でも、iDeCoで積み立てている(運用している)お金を引き出すことはできません(一部例外あり)。ちょっと痛いかもです。
しかし、60歳まで「半ば強制的に」積立てができるという点では、メリットの方が大きいように感じます。
iDeCoと併用すべき「もうひとつの制度」
iDeCoに関するお話は、これで以上です。もっとiDeCoのことを知りたいというフリーランスの方は、iDeCo公式サイトを参照してください。
iDeCoに関する書籍であれば、図解知識ゼロからはじめるiDeCo(個人型確定拠出年金)の入門書が図解入りでわかりやすく、おすすめです。
その他におすすめの本については、僕の別記事「iDeCo初心者はこの本を読んどけば大丈夫【厳選3選】」を参考にしてみて下さい。
最後に、フリーランスの方にもうひとつお得な「節税制度」をご紹介します。
それは「小規模企業共済」の存在です。
小規模企業共済とは、個人事業主などのフリーランスや小規模企業の会社役員が、事業をやめたり退職したときのための「退職金」を作る制度です。
iDeCoと小規模企業共済をW(ダブル)で加入すると、めっちゃ節税になります。
というのも、小規模企業共済の掛け金(毎月上限7万円/年額84万円)も、iDeCoと同じく全額課税所得から控除されます。
しかもこの上限金額は「iDeCoとは別枠」なので、2つを合わせて最大で165万6,000円まで掛けることができます。
ちなみにこちらの小規模企業共済に関しては、加入年齢制限はありません。
フリーランスの方は、要チェックですよ~♪
では、また。
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