節約するには家計簿をつけないといけない。でもめんどくさくて家計簿が続かないという人も多いと思います。
僕も「超」が付くほどの面倒くさがり屋なので、ある工夫をしてめんどくさい家計簿を続けています。
<<この記事でお話すること>>
- 家計簿がめんどくさいと思う人でも続けられる方法
- めんどくさがりの人におすすめの家計簿の書式は?
家計簿で一番大切なのは、とにかく続けることです。めんどくさがりの人は家計簿に対するハードルを下げることから始めましょう。
家計簿がめんどくさいと思う人でも続けられる方法
①家計簿をつける目的を明確にする
あなたが家計簿をつける目的は何でしょう?家計簿の目的は人それぞれで、
- 家計の支出を把握したい
- 貯金がしたい
- 旅行に行きたい
など様々です。
家計簿がめんどくさいと思う人は、目的があまり明確になっていないのかもしれません。
「主婦(夫)はみんなやっているから」「何となく節約志向になりそうだから」「かわいい家計簿が売っていたから何となく買ってみた」など、何の目的もなく始めたのではめんどくさくなって途中で挫折しても仕方がありませんよね。
この際、家計簿をつける目的をはっきりさせちゃいましょう。
- 毎月1万円ずつ貯めるぞ!
- 来年の4月に○○へ温泉旅行に行く!
- 赤字体質から黒字へ転換!・・・などなど
何でもいいので「家計簿をつけるための目的意識」を持つと、続けていくうちに楽しくなってくるものです。
わが家は僕の退職で家計が火の車状態だったので、「赤字体質からの脱却」を目標に掲げ、収入と支出のバランスを把握することを目的として家計簿を始めました。
②家計簿に対するこだわりは捨てる
家計簿って、何となく「大変なもの」みたいなイメージはありませんか?僕は男ですし、「家計の見直し」という急務に迫られる前までは「自分とは縁遠いもの」と思っていました。よく雑誌などで見る家計簿って、
- 項目が細かい
- ちっちゃい字でいっぱい書いてある
- 何かレシートがたくさん貼ってある
- とにかくぶ厚い
と、とても自分には真似できないような家計簿なんですよ。ていうか仕事も家事もしないといけないのに「こんなに細かく書いてらんねーよ!」みたいに思ってました(笑)。
僕はこれまで家計簿に何度も挫折をしてきましたが、挫折したときは上のような「理想の家計簿」を最初から作ろうとしてしまっていたんですね。これまで家計簿をつける習慣すらなかった僕がいきなり「完璧」を目指そうとしても、所詮無理な話。ランニング初心者が、いきなりフルマラソンに出るようなもので、途中リタイヤは当たり前のことでした。
家計簿の大きな目的は収支を把握すること。それさえ達成できればどんな形でもいいわけです。
いきなりプロレベルの家計簿を目指すのではなく、自分が無理なく続けられる書式で大丈夫です。僕なんかは、ノートに「ビッ」と適当な線を引いて、たった一行だけ毎日の支出を記入する程度でした。字も汚いですし、きっと他の人が見ても読めないでしょう(笑)。
別に人に見せるわけでも役所に提出する書類でもなく、単純に「自分だけがわかればそれでいい」という気楽なスタンスでいくと、苦痛なく続けることができます。
長く家計簿を続けるには、細かいことは気にせずとにかく時間を掛けないことですね。
③家計簿はおおざっぱにつける
家計簿には「費目」という項目があります。「食費」「遊興費」「学費」などがそうですね。
家計簿がめんどくさいと感じる方は、最初は細かく費目を設定しない方がいいです。家計簿をつけているうちに「あれ?これって食費だっけ?それとも遊興費?」と仕分けに戸惑い、無駄な時間を過ごしてしまいます。その無駄な時間がやがて苦痛へと変わり、「やっぱり家計簿ってめんどくさい!!」となってしまいます。
僕が最初に設けた支出の費目は
- 食費
- 日用品費(洗剤やトイレットペーパーなど)
- その他(旅行、遊びなど)
- 固定費(住宅ローンや光熱費など)
の4つだけでした。
「えっ!?たったそれだけ?そんな大雑把じゃ、細かく家計が把握できないじゃん!」と思われてしまうかもしれませんが、僕の家庭ではこれだけで十分だったんです。
だって大雑把にすら収支を把握していなかったんですから。
とにかく「収入がいくら入って、支出でいくら出たのか」を把握することが第一だったんです。食費は外食であろうが家食であろうと、あまり細かく気にしない。同じ支出には変わりありません。
ただそれだけを数か月続けていくと、自然に「赤字の原因は何だろう?」と考え始めます。「確か理想的な固定費の割合は収入の35%くらいだったな。でもうちは50%もあるな。これが家計圧迫の原因かも?」という具合です。
細かい費目の設定は、この段階でやるのが正解です。
【挫折する悪い例】
固定費は「住宅ローン」「インターネット」「ガソリン代」「水道代」・・・ ↓↓↓↓↓↓ 費目分けがめんどくさくなって、挫折 |
【家計簿が続く良い例】
「固定費が合計で収入の50%になっている」【問題の把握】 ↓↓↓↓↓↓ 「固定費の中で何が大きいのだろう?」 ↓↓↓↓↓↓ 「費目を少し細かく見てみよう」 |
家計簿がめんどくさい人におすすめの書式は?
家計簿にはいろいろな書式がありますね。書店で売っている家計簿だったり、自分でエクセルなどで作成したり。めんどくさがり屋さんのために、レシートを写真で撮るだけのものまであります。僕のようにノートに適当な線を引いて始める方法もあるでしょう。
家計簿に使う書式は、正直何でもいいと思います。基準は、自分が無理なく続けられるかどうか。だから、パソコンでエクセルなどを使って自作するのは、よほどエクセルが好きな人以外にはおすすめしません。
スマホアプリは、手でいちいち入力するよりも「レシートを撮影するだけ」のものがおすすめです。無料の家計簿アプリがたくさんあるので、試しに使ってみるのもアリでしょう。
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