節約の取っ掛かりとして「家計簿」はとても大切です。
「節約は家計の把握から」と言われるくらいです。
しかし、「家計簿が続かない」「嫌になってやめてしまった」という方が非常に多いと思います。
僕も主夫になりたての頃は、「家計簿の挫折」を幾度となく味わってきました。
だけど、家計簿に対する考え方を変えただけで、簡単に続けられるようになりました。
今回は、僕みたいな「ズボラさん」でも家計簿を続けられるコツについてお話したいと思います。
家計簿なんて「ざっくり」でいい理由
家計簿「なんて」って書いちゃいました(笑)。怒られそうですね。
でも、僕は「家計簿なんて」って言えるくらい「テキトーでいい」って思ってます。
だって、そう思わないと、結局「挫折」しちゃうんですよね…
時間がかかる=挫折する
僕は会社を辞めて主夫になった直後は、家計簿すら付けていませんでした。
それでしばらくたって、「家計がヤバいぞ」ってなったときに家計簿を付けだしたのが最初でした。
はじめは本屋さんに行って、家計簿を買いました。
どれを選べばいいのか全くわからないので、とりあえず「これでいいかな?」と直感で選びました。
僕の、生まれて初めての「家計簿デビュー」です。
購入した家計簿には、たくさんの「記入欄」がありました。
- 住居費
- 水道代
- 電気代
- 通信費
- 外食
- 遊興費
- 繰り越し金
- クレジットカード…
たしか左ページがカレンダーで、右にたくさんの「記入すべき項目」があったと思います。
しばらく2ヶ月ほど頑張って書いていましたが、とにかく時間がかかる!!
レシートを分けて、クレジットカードの明細を調べて、給与明細を出して…
そんなことをやっているうちに、家計簿だけで何時間もかかっていました。
それで段々と家計簿が「億劫」になってきて、いつのまにか家計簿から遠のいていきました…。
カンペキを求める=挫折する
これで挫折した僕は、「きっとこの家計簿の書式が悪いんだ!!」と決めつけ、今度は「エクセル」で完璧な家計簿を作ろうと決意しました。
サラリーマン時代にエクセルはよく使っているので、自信はありました。
エクセル画面いっぱいに、「食費」やら「住居費」など、考えうるすべての項目を入力。
項目に金額を入力すると、予算から自動的に金額がマイナスされていくように計算式まで追加。
「よっしゃ!これでカンペキだ!!」
さらに使ううちにこだわりが増して、項目は増える一方です。
「これって、外食?いやいや、どちらかと言えば交際費に近いな。」
「お酒って、食費に含めるべき?うーん、どうしよう…」
やがて、使い始めたはいいものの、計算式が間違っていて「やり直し」が発生したり、わざわざパソコンでエクセルを立ち上げなければならないなど、不便が次々と発覚。
「てか、手書きの方が早くね?」
という理由により、これも2ヶ月ほどで挫折しました。
家計簿は「ざっくり」でいい!
家計簿をつける「本当の目的」は何?
こうやって家計簿に挫折していた僕は、ある「勘違い」を犯していました。
それは「家計簿を書くことが目的になっていた」ということです。
そもそも、家計簿は何のためにつけるでしょう?
家計簿は、家計を把握するためにつけるものです。
「家計を把握する」とは、「収入と支出を知る」と言い換えることができます。
つまり、極端なことを言ってしまえば
という、たった一行のざっくりとした家計簿でも構わないということです。
これでも、ちゃんと「家計を把握する」という目的は十分に達成しているでしょ?
それに引き換え、僕は支出の項目や体裁ばかりにこだわってばかりいました。
まさに「自己満足」のレベルでずっと挫折を繰り返したわけです。
もう一度言いますが、家計簿をつける本来の目的は「家計を把握すること」です。
家計簿に必要な費目は?
「収入いくらで、支出はナンボ」という「超ざっくり」なものでもいいのですが、これだと「対策が打てない」ですよね?
もうちょっとわかりやすく言うと、「食費が多いから、食費を減らそう」とか「保険代が払い過ぎだから、見直そう」という対策を立てたいんです。節約のためにはね。
そこで初めて役に立つのが、「費目で分ける作業」です。
費目というのは、「食費」や「住居費」「電気代」などの項目のことですね。
ざっくりとした支出がわかったら、「対策をしたい項目だけ」を費目分けします。
例えば、「食費」「光熱費」「保険料」という費目について対策をしたい(知りたい)と思えば、家計簿には次のように書きます。
- 収入
- 支出
- 食費
- 光熱費
- 保険料
- その他支出
たったこれだけ書けばいいんです。
今知りたいのは、食費と光熱費と保険料「だけ」です。
その他の支出の内訳なんて、今は知る必要がないんです。
だったら、知りたい項目だけ書いて、あとは「その他」でまとめてしまえばいいだけ。
超ざっくりですけど、これなら続けられそうでしょ?
もしも今後、例えば「教育費が知りたい(対策したい)」を思ったなら、そのときに初めて「教育費」を追加していけばいいです。
こうやって挫折しない「ざっくり家計簿」を続けているうちに、知らず知らずのうちに家計簿が「習慣化」していきます。
ぜひ始めてみて下さい♬
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