秋の行楽といえば、紅葉狩りです。
秋は気温の寒暖差が大きく、汗ばむほどのポカポカ陽気から、コートが必要になる日まで様々です。
秋特有の気温差のせいで体調を壊してしまう人も多いですね。
「紅葉狩りに行くんだけど、どんな服装でいけばいいのかわからない」という方のために、今回は紅葉狩りに適した服装や、あると助かる持ち物を解説したいと思います。
紅葉する条件とは?
秋が深まってくると色づく紅葉ですが、どのような条件になると葉っぱが色づくのでしょう?
一般的に紅葉は朝の気温が8度以下になると色づき始めると言われています。
そして、最低気温が5度程度になってくると、紅葉は見頃を迎えます。
秋の日中の最高気温は平均して10℃~15℃の間くらい。
天気や場所によっては一桁の気温のままということもありますから、やはり紅葉の最盛期は基本的に寒いということがおわかりいただけると思います。
なのでしっかりと防寒対策をした服装で出かけないと、せっかくの楽しい紅葉狩りも「寒くて辛い」ということになりかねません。
紅葉狩りに最適な服装は?
秋は非常に気温の差が大きな季節です。
なので服装選びも「大きな寒暖差に対応できること」がキーワードになります。
例えば朝出かけるときに寒いからといって厚手のコートやダウンを着ていくと、日中の気温が20℃近くにまで上がったときに持ち運びが大変ですよね?
そこでおすすめなのが着脱しやすく軽量な服をリュックに忍ばせておく方法です。
ウィンドブレーカーは薄手で風も通しにくいので、寒暖差の激しい時期にはおすすめですね。
あまりに安物だと風を通してしまうので、信頼のおけるメーカーのものを。
下のノースフェイス製のジャケットは温かくて評判の高い商品です。
あと「ウルトラライトダウンジャケット」もいいですね。
普通のダウンコートよりも薄手で軽く、僕は趣味のゴルフでも愛用しています。
畳めば小さくコンパクトになるので、リュックに入れてもかさばりません。
防寒機能がかなり優れているので、アウトドア派には嬉しい一品です。
ジャケットの下に着る服は、シャツの上にカーディガンの組み合わせがベストです。
セーターでもいいのですが、脱ぐのが大変です。
カーディガンならサッと着脱できるので便利です。
標高差があるところに行けば気温差が10度以上あることはザラです。
くれぐれも安易に薄着・軽装で出かけることは控えましょう。
靴は歩きやすいスニーカーを選びます。
場所によっては岩場で足場が悪かったり、濡れ落ち葉で足元が滑りやすかったりするので、滑り止めが付いたスニーカーを選びます。
昔デザイン重視の滑り止めが付いていないスニーカーを履いて、山道を歩いたことがありますが、滑ってケガをした経験があります。
滑落事故の危険も考えられるため、靴選びも慎重に行って下さい。
山の天気は急変しやすい
紅葉は標高の高いところから始まります。
なので9月の早い時期に山に登り、紅葉狩りを楽しむという方が多いかも知れません。
ここで要注意なのが「山の天気は急変しやすい」ということです。
リュックには急な雨に備えてレインコートを準備しておきましょう。
ここでも着脱の便を考えて、ポンチョ型がおすすめです。
フードも付いているので、急な雨にでも対応可能です。
出発前に現地の確認を!
紅葉狩りに出かける前は、現地の天気予報や気温予想は必ず確認しましょう。
そのとき現地の風の強さもチェックしておくといいでしょう。
無風のときよりも、風が強く吹く方が体感温度は変わります。
雨が降れば、晴れの日よりも当然寒く感じます。
秋の紅葉狩りというと、何となくポカポカ陽気のハイキングといったイメージがあるかもしれません。
しかし日によっては冬並みに寒くなるということを忘れずに紅葉狩りを楽しんで下さい。
主なスポットの紅葉時期
日本には数多くの美しい紅葉スポットがあります。
紅葉は早い所だと9月から楽しめます。
代表的な場所の紅葉の見頃は次の通りです(あくまで例年の平均的な時期です)。
- 大雪山(北海道)・・・9月上旬~下旬
- 那須高原(栃木)・・・10月上旬~中旬
- 千畳敷カール(長野)・・・9月下旬~10月上旬
- 香嵐渓(愛知)・・・11月中旬~下旬
- 兼六園(石川)・・・11月上旬~12月上旬
- 東福寺(京都)・・・11月下旬~12月上旬
- 紅葉谷公園(広島)・・・11月中旬~下旬
- 寒霞渓(香川)・・・11月中旬~下旬
- 秋月城跡(福岡)・・・11月下旬~12月上旬
各地の気温データは?
上に挙げた紅葉の名所の気温について見てみましょう。
紅葉の見頃時における各地の平均気温は、朝晩の最低気温で5度~8度、日中の最高気温は13度~18度ほどです。
紅葉が色づく気温条件とほぼ一致しています。
しかし過去の気温データを詳しく見てみると、寒い日だと最低気温が1度台、また暑い日だと最高気温が20度を超えるなど、寒暖差が20℃以上もあります。
要注意なのは9月や10月のまだ暖かい時期に標高の高い山上の紅葉を散策に行くとき。
家を出るときは暖かいですが、ロープウェイを降りた先は想像以上の寒さです。
紅葉は「最低気温5度で見ごろになる」というということは、それくらいの気温になることも想定した服装選びが必要ですね。
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