先取り貯金とは?貯蓄体質を作る効果的な方法

貯蓄

しんまま(@shin_mama19)です。先日こんなツイートをしました。

先取り貯金は僕みたいに「貯蓄をする癖がない人」にはとても効果的な方法です

この記事でわかること

  • 先取り貯金って何?
  • 先取り貯金をするメリット
  • 先取り貯金の具体的なやり方
  • 先取り貯金っていくら位を貯金にまわせばいいの?
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先取り貯金とは?

食費も切り詰めてやっているはずなのに、何でこんなにお金って貯まらないの?他の家庭じゃ月5万円とか貯金してるって聞くけど、わが家じゃそんな金額、とてもじゃないけど無理・・・。

貯金という言葉を聞くと、「節約」とか「切り詰める」という言葉を連想する人が多いかもしれませんね。何となく「貯金は苦しみが伴うもの」という「悪いイメージ」を持つ方もいるかもしれません。好きな食べ物を我慢したり、趣味をあきらめて貯金に回すという感じですね。

確かに貯金には多少の我慢は必要かもしれませんが、何の目的もなくただ漠然と何かを切り詰めても貯金はできません

ダイエットに「リバウンド」っていう言葉があります。家計も同じで「食費を切り詰めよう!」と頑張っても、いずれストレスが溜まってパーッと外食や飲み会で使い果たすなんてことにもなりかねません。「いくら貯める」という明確な目的がないため、節約しているという行為だけで満足してしまうのが原因です

先取り貯金とは、その名のとおり収入の中から先に貯金する分をよけておく方法です。

そして残った分が今月の予算です。予算内で家計の支払いすべてをやりくりします。

先取り貯金で貯金というミッションは完遂していますから、残った予算の使い道は「自由」です。予算内であれば好きな食べ物を食べてもいいですし、趣味に費やすこともできます。

先取り貯金のメリット

先取り貯金は、貯蓄体質の家計を作るのに最適な方法です。

冒頭で紹介した僕のツイートでも書いていますが、お金が貯まらない人は「生活費の余り=貯金」という考え方をしてしまいます

ここに面白い話があります。ある人にこぢんまりとした小さな作業用のテーブルを渡しました。その人は上手にスペースを活用して、何とか自分の書類やパソコンなどを配置しました。ある日彼に大きなテーブルを与えたところ、今度は書類などをテーブルいっぱいに広げて、スペースのすべてを使い果たしました。

当たり前の話のように聞こえますが、人間は与えられたものをすべて使う習性があるようです。お金も同じで、月に20万円の収入があった場合、ほとんどの人が20万円を使い果たそうとしてしまいます。宝くじが当たっても、使い果たして破たんしてしまう人が多いのもこれが理由なのかもしれません。

でも、18万円しか使えないとしたらどうでしょう?何とか18万円で生活できるように工夫をすると思います。

先取り貯金で自分の使えるお金の範囲を決めておくことで、予算内でやりくりする習慣が付き、貯金ができる体質へと変化していきます。

先取り貯金のやり方

お給料が入ったら、先取り貯金する分を抜き取ります。もしもお給料の手取りが20万円で、先取り貯金が2万円だとしたら、残りの18万円で1ヶ月をやりくりします。

「貯金専用の銀行口座」があると便利!

通帳はお給料が振り込まれる銀行口座だけでなく、「貯金専用の銀行口座」を作っておくと、どれだけ貯まったかがひと目でわかるのでモチベーションが上がります。お給料の使い込みも防げるので一石二鳥。お給料が入金されたら、さっそく先取り貯金の分を貯金専用口座に移しましょう。

先取り貯金が苦手なら「定期預金」や「給与天引き」を利用

先取り貯金に自信がないなら、振り込まれたお給料から「強制的に」積立てに回してくれる「自動積立定期預金」を利用しましょう。定期預金なら銀行で普通に預ける「普通預金」よりも金利が高めで、おすすめ。「毎月毎月、貯金専用の口座に移す作業が面倒くさい!」という人にもおすすめの方法です。

また会社に「財形貯蓄」や「社内預金」などの制度があれば、こちらも毎月の給与から会社が強制的に積み立てをしてくれるので、活用するのもアリです。

先取り貯金はいくら位貯めればいい?

先取り貯金を始めるにあたって、「毎月いくら位を貯めればいいのか」は気になるところだと思います。金額に関してはその人の収入や年齢、家族構成などによって大きく変わりますので一概には言えません。そのかわりに、先取り貯金の額を決めるにあたっての考え方は存在します。

ひとつめの考え方は、「目標からの逆算」です。もしも「2年で100万円貯める!」という目標があるとすれば、毎月の先取り貯金の額は100万円÷24ヶ月=約4万円です。お金を貯める目的が老後の生活資金ということであれば、さらに長い期間で考える必要が出てきます。

 

そしてもう一つは「割合」です。先取り貯金を金額ではなく、何パーセントという割合で考えます。

たとえば「わが家では収入の20%を貯蓄に回す」と決めたとしましょう。お給料の手取りが30万円だとすれば、先取り貯金の額は30万円×0.2(20%)=6万円です。割合で常に考えておくと、お給料の手取りが増えても減っても一定の割合で貯金ができるというメリットもあります。支出全体のバランスを見て、可能な範囲で先取り貯金の割合を決定しましょう。

 

しかしどちらにも言えることですが、まず優先すべきは生活です。いくら「○○までに500万を貯める!」という目標を立てても、それで生活費が圧迫されて満足にごはんも食べられないのでは、意味がありません。いずれは生活が苦しくなって貯金に手を出してしまうのがオチでしょう。

もしも貯金の習慣がない人であれば「とりあえず貯蓄癖をつける」という目的に絞って、毎月5,000円くらいから始めるのもいいと思います。それで始めて「もう少し頑張れそうかも!」と思えば、1万円とか2万円という金額にチャレンジしていくと、先取り貯金が上手くいくと思います。

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