
集合住宅に住んでいるけど、隣の騒音がひどくてイライラする。
直接注意するのは怖いし、どうすればいいんだろう?
生活音を気にしない方法はないかな?
こんにちは!shin-ta(@shinta_shufu)です。
アパートやマンションといった集合住宅に住んでいると、子供の足音やピアノ、音楽など「生活音」が気になりますよね…

僕もマンション住まいで、リビングで仕事をしているのでめっちゃ気になります!

何かいい対策法はないのかしら?
だけど音といっても「騒音」と「生活音」の2種類あって、境界線はかなり微妙なんですよね…
というわけで今日のお話は以下の3点です
- 「生活音」を気にしないための方法
- 「騒音」への対処法
- 集合住宅における「生活音」と「騒音」
「生活音」を気にしない方法
集合住宅において「生活音」は受忍範囲です。
ですので集合住宅に住む以上、ある程度受け入れて「気にしない方法」を取り入れる方が賢明です。
ホワイトノイズマシンを置いてみる
みなさん「ホワイトノイズ」ってご存知ですか?
- 聴覚の研究では、人間は与えられた音声周波数を一度にしか処理できないことを発見している。そのため、ホワイトノイズを聴いているときは他に音(騒音)が鳴っていたとしても処理できないため、騒音が遠ざかったり、小さく聞こえたりするようになります。この騒音を目立たなくさせる効果が睡眠や集中力アップに良いとされている理由である。
- また、人は無意識に何かの音を探して聞く習性があるそうで、完全な無音状態だと神経が過敏になってしまい、逆に集中できなくなり、眠れない。あらゆる周波数帯を含んだホワイトノイズは、一つの音に意識がいってしまうのを防いでくれるので、音に気をとられることがなくなり、安眠するや集中力を上げることができる。
(引用元:Amazon)
ホワイトノイズはファンの「ブォー」という音に近いサウンドですが、それが周りの雑音や騒音を包み込み、小さく聞こえるという優れものです。
在宅ワーカーである僕もマンションから聞こえる子供の声や生活音が気になって集中できないため、ホワイトノイズマシンを購入。

おかげで集中力が3割増しくらいになったよ。※個人の感想です
実際に使ってみたレビュー記事も公開しています。

音楽を聴く
誰が聴いても明らかに騒音である場合なら上のような対処が必要ですが、単に「隣の生活音が気になる」というレベルでクレームを持ち込むのは得策ではありません(どこまでが生活音なのかについては疑問がありますが)。
そんなときには、音楽を聴くとイライラを紛らわせます。
家事などをするときにはコードが邪魔にならないがワイヤレスイヤホンおすすめです。
イヤホンをせずに大音量で音楽を流すのは、反対にこちらが騒音主になるので気をつけましょう。
雑音がうるさすぎて仕事に集中できないの記事の中では、僕が在宅ワーク中にやっている「音対策」について紹介していますので参考にして見てください。

耳栓をする
集合住宅の音対策には、耳栓も有効です。
静かに勉強や読書をしたいときや寝るときなどに、非常に重宝します。
僕の愛用しているMOLDEX(モルデックス)メテオ耳栓は、単価が安い割に防音性能が高く、旅行先のホテルでも重宝しています。
「他人は変えられない」と諦める
アドラー心理学の有名なことばとして、「他人は変えられない」というものがあります。
本当にその通りで、いくら注意されても聞かない人がほとんど。「自分は騒音主だ」という自覚がない人も多いです。
マンションやアパートという集合住宅で、まったく騒音のない平穏な物件は「無い」と思った方が賢明です。
僕も今住んでいるマンションを買ったときは、騒音について慎重に調査を重ねましたが、それでも住んでみると音は大きく、マンションを買ったことすら後悔しました。

集合住宅にはいろいろな人が住んでいます。小さい子供のいる家庭、夜勤の人。
最初は難しいかもしれませんが、集合住宅には「自分とは事情が違う人が多く住んでいる」という事実を受け入れるだけでも、多少は心が穏やかになるかも知れません。
「騒音」への対処法
生活音は仕方がありませんが、度を越した「騒音」になれば話は別です。
管理会社に注意してもらう
明らかに特定の部屋からの「騒音」だと判断した場合、集合住宅の管理会社に相談をするのが一番スマートな方法です。
直接騒音主に苦情を言うとトラブルのもとになりやすいので避けます。
管理会社に相談する際には、騒音の発生時間や、どのような音が聞こえるのかを詳細に話すようにします。騒音主が特定できるようであれば、同時に伝えます。
管理会社から直接騒音主に注意が促されるか、エントランスなどの共用部に騒音に対する注意喚起文が掲示されるという対処がなされます。
騒音主に匿名で手紙を入れる
明らかに騒音である場合、騒音主のポストに「音で迷惑している」旨の手紙を入れておくのも効果的です。
ただし、時間帯によっては人目に付き、投函主が特定されてしまう危険性があります。
警察に通報する
あまりにも騒音レベルが酷く、管理会社に注意してもらっても効果がない場合、警察に通報するのもひとつの手段です。
騒音主に「誰が通報したか」を特定されないように、匿名で通報できます。その際には、必ずその旨を警察官に伝えましょう。
集合住宅における「生活音」と「騒音」
騒音が聞こえてくることによってイライラするのは誰でも同じです。
しかしこの「生活音」と「騒音」との境界線がけっこう曖昧でして、ストレスやトラブルの原因になっているようです。
集合住宅における「生活音」
生活音とは他の世帯から聞こえてくる「生活のためのやむを得ない音」です。
たとえば洗濯機を回す音、掃除機をかける音などが該当します。他にも扉の開閉やドライヤー、足音などもそうですね。
やむを得ない音とはいえ、必要もなく大声で話したりドタドタと走り回ることがないようにするのが、集合住宅における基本マナーになっています。
集合住宅における「騒音」
生活音とは違い、騒音とは「(本来集合住宅から聞こえてくるのが望ましくない)不愉快な音、やかましい音」です。
音があまりに大きく「受忍範囲を超えた」と判断されたとき、集合住宅では「騒音」と判定されます。
大きな楽器の演奏音(ピアノやギターなど)や大声で話すことなどが、集合住宅で代表的な「騒音」にあたります。
どの物件の規約にも書かれていると思いますが、騒音に関しては控える必要があり、やむを得ない場合は「防音対策」を施すことが求められます。
「生活音」が「騒音」に変わる?
生活音は集合住宅に住んでいる以上ある程度受忍すべきなのですが、聞こえてくるタイミグや音量によっては「騒音」へと変わります。
例えばわが家では毎日23時頃に必ず上階で物を引きずる音が聞こえます。これは紛れもない「騒音」ですね。
また掃除や洗濯の音は「生活音」ですが、深夜帯に行われると「騒音」になります。
足音も普通に歩く程度なら生活音と認定できますが、不必要にドタドタと走り回るような音量であれば、騒音と判断できるでしょう。
特に集合住宅の中でも「賃貸のアパート」は、壁厚が薄く建設されている物件が多く、隣人トラブルに発展することもあります。
生活音と騒音は「人の感じ方」による
また音の感じ方は「人それぞれ」です。
極端に言えば、ある場所から聞こえてくる音がAさんにとっては「生活音」であっても、Bさんにとっては「騒音」かも知れません。
このように集合住宅においては生活音と騒音の境目の判断が難しく、それが原因で隣人トラブルに発展するケースが非常に多いです。
最近では赤ちゃんの泣き声も「騒音」に感じる人が多いようですね。赤ちゃんが泣くのは仕方がなく「生活音」の範疇のはずですが、あの金切り音に似た声が「受忍できない!」と感じるのかもしれません。
いずれにしても音は人によって感じ方が違うということを十分理解した上で、集合住宅に住む際にはお互いに音には注意することが大切になります。
なぜ音にイライラしてしまうのか?
ではなぜ人は集合住宅の音にイライラしてしまうのでしょうか?
理由のひとつに「マンションやアパートでは、静かに生活するべきだ」という考え方が根底にあるのだと思います。
集合住宅は多くの人が集団で生活をしている→ならば音を出して隣人に迷惑をかけるべきではない→なのに(まわりへの配慮もなく)音を出すなんて、常識のない人だ!という思考回路ですね。
するとこの音は「騒音である」と捉え、イライラがつのります。
わが家もリビングでゆっくりしているとき、突如としてドタドタと騒がしい音が上階から聞こえ始めます。子どもが帰ってきたのでしょう。いつもの「運動会」の始まりです。
「子供だからしょうがないよね…」と自分を納得させようとするものの、さすがに毎日1~2時間も続くとうんざりします。
「防音マットを敷くとか、子供が騒いだら注意するくらいしてくれればいいのに。」
この「○○してくれたらいいのに」こそ、ストレスやイライラの原因です。
自分だったら、そうする。という感情。
自分の子供だったら「まわりの住民の人たちに迷惑だから静かにしようね」と言い聞かせるだろうに。
自分の判断基準に当てはめて、それをやっていない(と思う)からイラッとするんですね。
最後に
音でストレスを感じた時に「何とかしよう」と考えるのはあまり得策ではないです。
それよりも大切なのは、今のままの環境で、いかに「イライラを感じずに過ごせる時間を長くするか」に注力するのが一番です。
冒頭にも書きましたが、音は人の捉え方次第で「生活音」にも「騒音」にも変化します。今その音をストレスに感じているのは、あなたがそれを「騒音」と捉えているからです。
もしその音を「騒音」ではなく、道路を走る車の音や雨のザーザー降る音と同じように感じることができれば、ストレスと感じることはないと思います。
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