
スーパーマーケットで無駄買いをしてしまう。
つい必要のない物まで買い物カゴに入れてしまって、レジで金額見てビックリする。
食費節約のために、無駄買いの癖を何とかしたい。
こんにちは!兼業主夫ことshin-ta(@shinta_shufu)です。
スーパーで無駄買いをしてしまうという悩みは多いと思います。
毎日のようにスーパーのチラシが入り、繰り返される競合店同士の価格競争。
価格が安いのは家計にはとって大歓迎ですが、チラシにつられると必要のないものまで買ってしまう「無駄買い」のリスクも高くなります。
実はスーパーでの無駄買いをしてしまうのには、根本的な原因があります。
決してあなたが我慢弱いからではないです。
そしてその原因を知ることが、無駄買いを防ぐヒントになります。
無駄買いを誘発!「スーパーの仕掛け」
突然ですがスーパーマーケットは何のために存在しているのでしょう?
地元地域の人に便利な生活を提供したいから?
それとも新鮮な野菜や魚を皆さんに買ってもらいたいから?
答えは「利益を上げるため」です。
スーパーは慈善団体ではないので、物を販売して利益を得ることで成り立っています。
「地元の人に便利な生活」だったり「新鮮さ」というのは、あくまでも利益を得るための「手段」にすぎません。
便利なら多くのお客さんに来てもらえるし、新鮮なら売れます。
反対に利益が出ないと企業として立ち行かなくなり、倒産してしまいます。
先日ある過疎地域で一軒しかないスーパーの倒産という悲しいニュースがありました。
地元の人にとっては「一軒しかない便利なスーパー」でしたが、大赤字のために残念ながらつぶれてしまいました。
スーパーは利益を上げないと地元の人に便利が届けられないのです。
スーパーは利益を上げるために様々な「仕掛け」を施します。
その仕掛けに掛かると僕たちは「無駄買い」をしてしまいます。
つまり無駄買いを防ぐためには、利益を上げるために仕組まれた「スーパーの仕掛け」を知っておくことが大切です。
スーパーが僕たち消費者の無駄買いを誘う仕掛けとは、次の3つです。
- チラシ
- 店舗レイアウト
- POP(ポップ)
スーパーの無駄買いの原因①チラシ
新聞を取っているご家庭には、毎日のようにスーパーマーケットのチラシが投函されますね。
綺麗なカラーチラシを作るだけでも、相当な「広告費」がかかっていると思います。
でもよく考えてみたら、安売り商品ばかりのために莫大な広告費を使うのは、あまり意味がないのではと思いません?。
多分チラシを見た人全員がチラシ掲載商品「だけ」を買えば、赤字になると思います。
だけどスーパーに行ったほとんどの人が、チラシ品だけじゃなくて「他の商品も」一緒に購入します。
ここにスーパーの「儲けの仕掛け」が存在します。
スーパーにとってチラシは集客のための「エサ」であり、いかにしてお客さんに「無駄買い」をしてもらうかが、利益を出せるかのポイントなんです。
スーパーの無駄買いの原因②レイアウト
チラシで集客した次に無駄買いのための仕掛けが、「店舗レイアウト(配置)」です。
皆さんはよく行くスーパーマーケットのレイアウトは覚えていますか?
下の図は僕がよく行くスーパーのレイアウト図です。
レイアウトについてはあまり意識したことがないかもしれません。
入り口の自動扉を入ってすぐに野菜売り場があって、奥には魚売り場と肉売り場がある。
そしてぐるりと売り場を回ると、真ん中にレジがある。
どこのスーパーもこんな感じじゃないでしょうか。
ところでなぜ野菜売り場が手前にあって、魚や肉が一番奥にあるかを考えたことがありますか?
肉や魚が奥にある「ホントの」理由
あなたは今、晩の夕飯の献立を考えているとします。
ハンバーグにしようか、お魚でも塩焼きしようか。
献立を考えるときは、このように「メイン」から考えますよね。
逆に「今晩はニンジンにしよう」とか「白ネギにしよう」なんて人はいないと思います(笑)。
スーパーは先に野菜を見せることで「無駄買い」を誘います。
もしも肉や魚などのメインが手前にあると、目当ての商品だけを購入して、売り場の奥まで誘導できなくなるんです。
野菜なら比較的単価が安いので、値札を見て安ければ「必要がなくても」買い物カゴに入れてしまいます。
だから僕は単純に「接触回数」を減らすために、週に一度の「まとめ買い」をしています。
個人差はありますが、僕的に一番節約になる方法だと思ってます。
参考記事 「一週間まとめ買い」か「毎日ちょこちょこ買い」どちらが節約になる?

スーパーの無駄買いの原因③POP
皆さん「POP(ポップ)」はご存知ですか?
POPとは商品の価格やPRポイントを書いた大きな「値札」のことです。
「広告の品」や「本日のお買い得品」のように、スーパーマーケットの売り場に黄色や白色の値札が貼られているのをご存知かと思います。
実はPOPにも「無駄買い」の仕掛けが隠されています。
POPは通常の値札とは違い、サイズも文字も大きいため価格の訴求度が高いです。
スーパー側も「この商品は安いですよ!」とアピールしやすいんですね。
それにつられて僕たちは知らない間に「安そう」という理由だけで欲しくもない商品を「無駄買い」してしまいます。
スーパーでの無駄買いを防ぐための方法
ここまで消費者が「知らずのうちに」無駄買いをしてしまう原因を見てきました。
ここからはスーパーマーケットの「仕掛け」を回避しつつ、無駄買いを防ぐ方法をご紹介します。
買うものは事前にメモを
スーパーマーケットで無駄買いをしてしまう人に特徴的なのが「とりあえず買い物に行く」という行動です。
「とりあえず」は、わざわざ「無駄買いしに行きますよ」と宣言しているようなもの。
スーパーでの無駄買いを防ぐためには、必ず購入したいものを事前にメモして出掛ける癖を付けましょう。
また冷蔵庫が整理されていないと、不要なものをつい買いがちです。
冷蔵庫を「断捨離」して、在庫が見やすい状態を心掛けるとGOODです。

先に買い物カゴに入れるのは「肉・魚」!
スーパーに着いたら、脇目も振らずにメインである肉・魚コーナーに向かいましょう。
道中にきらびやかなPOPが目に入ると、つい無駄買いしてしまいます。
「今日の献立はステーキにしよう→付け合わせは…そういえば野菜コーナーでジャガイモとニンジンが安かったな→じゃあ付け合わせはジャガイモとニンジンのバターソテーにしよう!」
このような思考が無駄買いを防ぎます。
POPは「元の値段」を必ず確認
スーパーマーケットのあらゆる売り場に掲げられたPOPの数々。
「POPが付いている=いつもより安い」と考えるのは早計です。
実は黄色や白色の大きなPOPが付いていても、いつもよりも安いとは限りません。
厳密に言うとPOPには2通りの使い方があります。
- 「価格の安さ」をアピールしたい
- 「商品」をアピールしたい
大きなPOPが貼られている商品でも、いつもと同じ値段なことがよくあります。
無駄買いを防ぐために、購入前には必ずPOPをめくって「通常価格」を確認しましょう。
買い物カートは使わない
お客さんにとってスーパーマーケットの「買い物カート」は、重たい荷物を楽に運べるため大変便利です。
無駄買いを防ぐためには買い物カートをできるだけ使わないのが、節約家では常識です。
なぜなら運ぶのが楽な分だけ無駄なものまで入れてしまうからです。
もしも買い物カゴを手に持っていたら、「重たくなるから控えよう」という気持ちが働き無駄買い防止になります。
まとめ
最後にスーパーでの無駄買いを防ぐためのポイントをまとめます。
- 無駄買いを誘う「スーパーマーケットの仕掛け」を知る
- 買い物には必ず「買い物リスト」のメモを持参
- 肉や魚から先に買う
- POPあるから安いとは限らない
- 買い物カートは使わない
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