ナッシュを自然解凍で食べてはいけない理由【電子レンジなしでもOK？】

「職場用のお弁当にナッシュを持参したい」「家に電子レンジがない」などの理由で、ナッシュを自然解凍で食べたいという方もいるでしょう。

結論を言うと、ナッシュは自然解凍で食べるのはおすすめしません。

この記事では、ナッシュを自然解凍で食べてはいけない理由と、電子レンジがない場合の「緊急の対処法」を解説します。

なお、ナッシュを職場のお弁当用に利用したい方は、下の記事も参考にしてください。

ナッシュを自然解凍で食べてはいけない理由

ナッシュは自然解凍で食べるのはおすすめしません。

その理由は、次の2つです。

それぞれ解説します。

食中毒のリスクがあるから

ナッシュを自然解凍で食べると、最悪の場合「食中毒」になるリスクがあります。

なぜなら、ナッシュは自然解凍で食べることを前提としていないからです。

そもそも、自然解凍可能な冷凍食品は「自然解凍して食べても人体に悪影響が出ないための厳格なルール」のもと製造されています。

（参考）一般家庭向け弁当用自然解凍調理冷凍食品等の製造・販売に係わる取扱要領 

また、ナッシュは凍結前に「殺菌目的の加熱」を行っていないため、加熱せず自然解凍で食べると食中毒のリスクがあります。

自然解凍で食べられる食品には、かならず「自然解凍可能」と書かれています。

東京都保険医療局は、自然解凍で食べることができるのは「自然解凍可能」と書かれている食品だけであると、注意を促しています。

弁当用そうざいの冷凍食品に、「自然解凍可能」な旨の表示があるか確認し、表示がない場合は、自然解凍での利用はやめましょう。

東京都保健医療局「弁当用そうざいの冷凍食品を冷凍のまま弁当に入れても大丈夫ですか？【食品安全FAQ】」

ナッシュのパッケージを見てみると、そこに「自然解凍可能」の文字はなく、加熱調理の必要性に関しては「加熱してください」と書かれています。

そもそも美味しくないから

僕自身、ナッシュを自然解凍で食べたことがありますが、そもそも美味しくありません。

下の画像は、冷蔵庫で半日ほど自然解凍してみたものですが、見た目はレンジ加熱と変わらなくても、食感や風味などがまったく違いました。

率直に言って「マズイ」のです。

ナッシュは加熱して食べよう

ナッシュは、加熱して食べることをおすすめします。

ナッシュは自然解凍で食べることを前提に作られてはおらず、パッケージに書かれたとおりに加熱することで「安全にかつ美味しく」食べることができるからです。

ナッシュの正しい加熱方法はフタに書かれていますので、ぜひコチラを目安に温めて食べてください。

なお「レンジで加熱するといつも冷たい部分がある」という方向けに、ナッシュを美味しく温めるコツを下の記事で解説していますので、よければ参考にしてください。

自然解凍できるナッシュのメニュー

ナッシュは基本的に「自然解凍不可」ですが、例外的に自然解凍で食べられるメニューもあります。

それが、次の3つです。

それぞれ、解凍する方法や時間が異なりますが、上記3つについては「自然解凍」で食べても問題ありません。

ナッシュを電子レンジなしで食べる方法

この記事を読んでいる方の中には「家や職場に電子レンジがない」「レンジが故障してしまった」という方もいると思います。

「電子レンジなし」でナッシュを食べる方法は、次の2つです。

フライパンで加熱する

電子レンジの代わりに、フライパンで加熱する方法です。

手順は、次の通りです。

湯せんで加熱する

ナッシュの中身をジップロックやアイラップのような「耐熱性の袋」に入れて湯せんする方法もあります。

湯せんとは、60℃～80℃くらいのお湯に浸けて、じっくり温める方法です。

湯せんは火にかけたままの「煮沸」はしないでください。鍋肌に接触した部分が溶ける可能性があります。

湯せんの手順は次のとおりです。

ナッシュの自然解凍に関するよくある質問

ナッシュの自然解凍に関する「よくある質問」をまとめました。

ナッシュを自然解凍で食べてはいけない理由まとめ

今回は、ナッシュを自然解凍で食べてはいけない理由を解説しました。

内容をまとめます。