ナッシュは冷蔵庫で保存できる？【冷蔵庫でどれくらい持つか解説】

冷凍庫の有無や収納スペースの問題などから、ナッシュを「冷蔵庫で保存したい」という方もいるでしょう。

ナッシュは「冷凍」で届くので、冷蔵庫に入れて万一お腹を壊してしまったら、大変ですよね。

そこでこの記事では、「冷凍弁当のナッシュを冷蔵庫で保存して大丈夫？」と「冷蔵庫で保存できる期間はどれくらい？」の2点を解説します。

ナッシュは冷蔵庫で保存して大丈夫？

ナッシュは基本的に、冷蔵庫で保存することはできません。

ナッシュを冷蔵庫で保存してはいけない理由

なぜナッシュが冷蔵保存できないかと言うと、ナッシュは「冷凍での保存」を前提に製造されていて、保存に必要な添加物を「最低限」しか使用していないからです。

コンビニ弁当など、冷蔵保存で数日の間日持ちさせる必要があるものには、それなりの量の保存料を使わなければいけません。

なぜなら、冷蔵庫の温度帯だと、食中毒や腐敗の原因となる微生物の活動はストップしないからです。

しかし、-18℃以下で冷凍保存すると、これらの微生物が活動できなくなるので、基本的に保存料を使用する必要はありません（もしくは使用料を極限まで減らすことができます）。

（参考）一般社団法人 日本冷凍食品協会「冷凍食品あなたの疑問にお答えします」 

ナッシュは冷凍庫で長期保存できる、最低限の添加物しか使用していません。

ですので、冷蔵庫で保存すると、食中毒や腐敗のリスクがあります。

公式も冷蔵庫での保存は推奨していない

ナッシュの公式サイトでも、冷蔵庫ではなく「冷凍庫」での保存をお願いしています。

冷凍（クール宅急便）でお届けいたします。

お届け後は、冷凍庫に入れて保管してください。

ナッシュ「商品は冷凍ですか？チルドですか？」

冷蔵庫に入れても良い「例外パターン」

ナッシュは基本的に冷蔵庫での保存はできませんが、例外として「一時的に」冷蔵庫に入れることができます。

それが、次の3つです。

職場に持参する場合

「ランチ用」として職場に持参する場合は、ナッシュを冷蔵庫に入れて大丈夫です。

これはナッシュ公式サイトでも紹介されている方法で、次の手順で行います。

具体的な手順や注意点は、下の記事をご覧ください。

電子レンジが壊れた場合

おすすめのやり方ではありませんが、「電子レンジが壊れてしまった」という緊急事態に役立つ方法です。

ナッシュを冷蔵庫で半日ほどかけて解凍し、フライパンや湯せんで温めます。

電子レンジがない場合の対処法は、下の記事を参考にしてください。

パンやスイーツの解凍

ナッシュの「お弁当（おかず）」は自然解凍で食べるのはNGですが、パンやドーナツ、プロテインバーに関しては、自然解凍で食べるのが基本です。

食べる前に冷凍庫から取り出し、冷蔵庫または常温で解凍していただきましょう。

ナッシュは冷蔵保存でどれくらい持つ？

ナッシュを冷蔵庫に入れた場合は、必ず「当日中」に食べましょう。

冷蔵庫での保存期間は1日以内

ナッシュを冷蔵庫で解凍した場合、消費期限は「1日以内」です。

理由は先述のとおりで、冷蔵で長期保存できる分の添加物を、ナッシュは使用していないからです。

たとえば、ナッシュを職場のランチ用として自宅の冷凍庫から持ち出した場合は、必ずその日のうちに食べましょう。

冷蔵庫で解凍→再冷凍はNG

一度冷蔵庫で解凍したナッシュを、再び冷凍するのはおすすめしません。

なぜなら、味や食感などが非常に悪くなるからです。

ナッシュは、作りたての味や風味、食感などをできる限り維持するために「急速冷凍」の技術を採用しています。

急速冷凍をすることで、食材の細胞組織内に「小さな氷の結晶」が発生し、組織の損傷を最小限に抑えることができるからです。

（参考）一般社団法人 日本冷凍食品協会「急速凍結が良い理由」 

しかし、一度解凍したものを家庭用の冷凍庫で再度凍結すると、細胞組織内に「大きな氷の結晶」ができてしまい、細胞を壊してしまいます。

その結果、食材から水分が抜けるなどして、味や食感が大きく損なわれるのです。

（参考）株式会社 明治「一度解凍した冷凍食品を再び凍らせて保存してもいいですか」 

まとめ

今回は、ナッシュの冷蔵保存について解説しました。

内容をまとめます。