冬の定番メニューのお鍋。「鍋は安上がりで家計に助かるのよねー」と週に2~3度は鍋にしているというご家庭も多いと思います。
白菜や水菜などは比較的単価も安く、一見すると節約メニューに思えますが、気が付けば高額なメニューになってしまう危険性があるので注意が必要です。
<<この記事でお話すること>>
- 鍋は安上がりって本当?
- 鍋を安上がりにして節約する方法
鍋は安上がり?
冬は野菜が安いから、鍋は究極の節約メニューだよね!
なんて、ついこの間まで思ってました。あの日、買い物のレシートをちゃんと見るまでは・・・。
鍋は野菜の単価が安く、お肉もこま切れや外国産の豚肉で十分。しかも調理の手間がかからないので、わが家では「節約&時短」メニューとして大活躍しています。
ところが先日、とんでもない事実が発覚します。
わが家では、僕の作る昆布でダシをとった寄せ鍋が人気を博しています。たっぷりの昆布でダシを取ったあと、多めの鶏モモ肉を入れることで昆布と鶏の絶妙なハーモニーを醸し出します。
妻からのリクエストで「今日はいつものお鍋が食べたい!」というので、早速近所のスーパーへ。ちょうど「鍋特集!」という鍋の材料が比較的安いタイミングだったのでラッキー♬
白菜に水菜、エノキにシイタケ・・・そうそう昆布も切らしていたから買わなくちゃ。
その他にも調味料や色々なものを購入し、「今日もがんばって作るぞ!」と意気揚々と帰宅。
帰宅したところで、ふと「お鍋ってどれくらい金額がかかっているんだろう?」と、レシートを確認することにしました。
(〇月△日に購入したお鍋の材料) 白菜(1/4):68円 水菜(1束):98円 白ネギ(1本):98円 エノキ(1袋):88円 しいたけ(1パック):138円 豚肉(ロース肉 100gあたり229円):389円 鶏肉(モモ 100gあたり99円):297円 昆布(1袋):338円 ポン酢(1本):228円 |
・・・・て、1,700円超えとるやないかーい!!!
まあ昆布やポン酢は次回以降も使えるとしても、鍋の具材だけで1,000円オーバー。妻と僕2人で、晩ごはんだけで1,000円を超えるなんて、いくら何でもエンゲル係数高すぎです・・・。まあ次の日のお昼は残ったお鍋にうどんを入れて食べるので、大丈夫かなあ、なんて。
でもこれでは、どう見ても「節約メニュー」とは言えませんね。
鍋を安上がりにするには?
「献立が先」か「買い物が先」か
結論から言うと、お鍋は単体で作りにかかると高くつきます。たとえば「今日は魚の寄せ鍋が食べたい」「キムチ鍋を作ろう」と献立を決めてから鍋を作るということです。
一から鍋の具材を取り揃えようとすると、さっきの僕の家庭の例のように思わぬ高額になります。具材ひとつひとつの単価がとても安いので、気安く買い物カゴに放り込んでしまいますが、レシートの合計金額をはじき出すとビックリします(笑)。
鍋を安上がりにするには、基本的に「余った材料で鍋を作る」という思考が正解です。
例えば週の始めに、余るのを見越して食材を多めに購入しておきます。そしてその余りで鍋を作ると非常に安上がりになります。
参考記事 「一週間まとめ買い」と「毎日ちょこちょこ買い」どちらが節約になる?
たとえば、白菜。以前の僕は鍋を作るために1/4サイズを購入していました。これを週の始めの安いタイミングで1/2サイズを購入しておきます(消費できるなら1球でもOK)。1/4サイズよりも割安になります。そしてこの白菜を鍋も含めて1週間で使い切ります。
このときに重要になるのが、白菜を使った料理のバリエーションを持つことです。白菜は鍋だけと思われがちですが、意外と多くのメニューを作ることができます。
- 白菜と豚肉の炒め物
- 白菜とシーチキンの煮物
- 白菜と鶏肉のうま煮
- 白菜サラダ
- 白菜のお漬物 など
豚肉や鶏肉といった鍋にも使える具材との調理バリエーションを持つと、さらに安上がりになります。
レシートはしっかり確認を
節約がまったくできなかった以前の僕は、ほとんどレシートを確認していませんでした。帰ったらすぐ、ゴミ箱にポイ。これでは節約なんかできっこありません。
日頃の家計の出費を抑えるなら、レシートの確認と家計簿への記帳は必須です。家計簿と言っても、いきなりプロのようなしっかりとした家計簿じゃなくても構いません。僕なんかはノートに一行だけ書いて、それで終わりです。「家計簿がめんどくさくて続けられない」という方は、家計簿がめんどくさいと思う人でも続けられる方法の記事をどうぞ。
レシートを撮影するだけの無料家計簿アプリも、簡単でおすすめですね。